SAMPLE COMPANY

ウェザーブリーフィング

 ウェザーブリーフィングとは、飛行に先立ち天候を把握し、自分の考えを説明することです。

 航空法施行規則164条「出発前の確認」では「当該航行に必要な気象情報」を確認することが義務として求められています。
 まぁ「法律に書いてあるから」だけではなく、自分の命、乗客の命にかかわることなので当然のように毎回真剣に把握しましょう。

 また、資料やMETARを観るのも良いですが、何より「観天望気」!


ウェザーブリーフィングを行う人

1 パイロット
2 運航管理者
3 気象担当官


ウェザーブリーフィングの流れ

1 地上天気図から気圧配置を把握。
2 昨日の天気なども交え、現在の天気の概況を「総環的に」(アジア全体くらい)で把握。
3 ちょっと焦点を絞り、日本列島当たりの現在天気の概況を把握。
4 もっと焦点を絞り、本日飛行を行うルートの現在天気を把握する。
5 高層天気図より湿域や温度、気圧の谷・尾根、ジェット気流などを把握。
6 衛星画像等も利用し、現在天気から、今後の推移も把握。
7 使えるものは何でも使ってよい。ウインドプロファイラやレーダーエコーなど使用し、もっと正確に現在天気から今後の推移を把握。
8 数値予想や予想天気図等も利用し、予想に根拠をつける。
9 METAR/TAFを確認し、自分の予想と比べて確認する。
  TAFも外れることがあるので、無理に自分の考えを捻じ曲げて合わせる必要はない。
10 本日の飛行をするにあたった着意点を考える。特にポイントは「雲」「風」「視程」!
11「本日の飛行の可否」を判断



<< 前のページに戻る