スカイ・クロラ

タイトル スカイ・クロラ
作者 森博嗣
巻数 長編5作・短編集1作
レーベル 中央公論新社
あらすじ 永遠の命を持った「キルドレ」であり、民間軍事会社 (PMC) の戦闘機パイロットをする者の出撃を重ねながらも淡々と日々を過ごす姿を描いた作品。
感想 主人公のカンナミの一人称で、淡々と日常が描かれます。
文体や世界観が非常に独特で、当時の私には初見では全く理解できなかったです。
ただ、年を取らないいで永遠に生きる「キルドレ」というパイロット達のその生き様に妙に惹かれて、理解できるまで何回も読たくなる引力を感じました。
物語の時系列がバラバラで、刊行順では初刊の「スカイクロラ」が最終巻です。
「よくわからない」というのが、物語の不思議な魅力を作り出しているのだと思うそのやり方は、キノの旅の巻頭の「episode B」巻末の「episode A」の更に大げさな感じなのかな、と理解しました。
大人にならないキルドレたちの死生観や戦いの日常が、哲学的で美しく感じます。
KINENOTEスカイ・クロラ紹介ページ

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