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武器

1 GUN


航空自衛隊のF-15やF-2が搭載するM16 20mm機関砲は「バルカン砲」とも言われます。
「バルカン砲」は「ガトリング砲」の一種です。
ギリシャ神話に登場する火の神にちなんで「バルカン」と名付けられましたが、実は商標登録もされているため、基本的にこの「M61」しか「バルカン砲」とは呼べません。
「ガトリング砲」は回転する複数の銃身から1発ずつ順々に弾を発射する機械の一般名です。
M61は、6つ銃身を電気で高速回転し、最大6000発/分で発射します。

パイロットが射線もわからないといけないので、ぴかぴかと光を発する弾も入れられています。

2 ミサイル(赤外線ホーミング(IRH))


赤外線ホーミングは、熱源を補足して追尾するミサイルです。
ジェットエンジンは超高温の排気をノズルから出しているので、この熱を捉えて追いかけます。

対抗装置としては、火の玉を射出する「フレアー」などがあります。

ゲームなどでもよく名前を聞く「サイドワインダー」などはこの方式です。
ちなみにサイドワインダーとは「ガラガラヘビ」のことで、ミサイルシーカーが熱源を捉えているときの音がガラガラヘビの鳴き声に似ていることからつけられたそうです。

3 ミサイル(セミアクティブ・レーダー・ホーミング(SARH))

セミアクティブ・レーダー・ホーミングは、電波をとらえて追尾するミサイルです。
1 発射母機が敵機をロックオンしてミサイル発射
2 敵機に反射している発射母機のレーダー波をミサイルがGet
3 この反射波を頼りに追尾します。

ミサイル・シーカーは小さく作れますが、ミサイルが当たるまで発射母機が相手をロックオンし続けなければいけないので、操縦者としては大変です。

4 ミサイル(アクティブ・レーダー・ホーミング(ARH))

アクティブ・レーダー・ホーミングは、ミサイル自身が電波を発射し、その反射波を追尾するミサイルです。
1 発射母機が敵機をロックオンしてミサイル発射
2 敵機に反射している発射母機のレーダー波をミサイルがGet
3 当初は、この反射波を頼りに追尾します。
4 敵に近づくとミサイル自身が電波を発射
5 敵機に反射しているミサイル自身のレーダー波をGet
6 この反射波を頼りに追尾します。

ミサイルが勝手に追尾してくれるので、パイロットはミサイルの追尾を確認したら次の敵に向かったり、逃げたりすることが可能となります。
ただ、ミサイル・シーカーは大きく、とても高価になります。

対抗装置としては、電波の反射板をばらまく「チャフ」などがあります。

5 画像誘導

画像誘導は、対象の「形」を識別して追尾するミサイルです。
敵に近づくとミサイルについているカメラが対象を写します。
プログラムされた通り、敵機の形を認識して、追尾します。
通常、ほかの誘導方式と組み合わせて使用されます。



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