航空機のエンジンの種類
1 ピストンエンジン1’ ターボチャージャー付ピストンエンジン
2 タービンエンジン
(1)ジェットエンジン
ア ターボ ジェットエンジン
イ ターボ ファンエンジン
(2)軸出力タービンエンジン
ア ターボ プロップエンジン
イ ターボ シャフトエンジン
3 ダクトエンジン
(1)ラムジェットエンジン
(2)パルスジェットエンジン
4 ロケットエンジン
ピストンエンジン(レシプロエンジン)
「燃料の燃焼」
→「シリンダー内のピストンの往復直線運動」
→「クランクシャフトの回転運動」
→「プロペラシャフトの回転運動」
→「プロペラの回転運動」
→「空気への運動量伝達」
→「空気への運動量伝達 の反作用」 :これが推力
点火方法
① 火花点火方式
1. ガソリン
2. GAS
3. OIL
② 圧縮点火方式
ディーゼルエンジン
③ 焼玉方式
ターボチャージャー搭載ピストンエンジン
エンジンの馬力を高めるために過給機(ターボチャージャー)を搭載したピストンエンジン。排気によってタービンを回転させることによって、吸気部のコンプレッサーを駆動し、吸気の密度を高めて高出力を得る。
ターボジェットエンジン
「燃料の燃焼」
→「燃焼後の排気の吹き出し」
→「排気の吹き出し の反作用」 :これが推力
推力は噴出される質量に比例する。
一定のガスを高速で噴出するため、加速性に優れている。
Mach1.2~3.0で推進効率が最大となるが、亜音速での燃料消費が過大で、騒音も大きい。
ターボファンエンジン
「燃料の燃焼」
→「燃焼後の排気の吹き出し」
→「排気の吹き出し の反作用」 :これと
→「軸によりコンプレッサー前方のダクティッドファンを回転」:これ(の反作用)が推力
ただのターボジェットエンジンより、多くの空気を加速するため推力が向上。
また、高速な排気の周りを「比較的遅いが静止流より速い空気流」が取り囲むことにより、排気速度が低下してより機速に近づくため推進効率が向上し、騒音も低減する。
(推進効率は排気ジェット速度と飛行速度が近いほど向上する)
バイパス比が概ね2以下のものを「低バイパス」
バイパス比が概ね4以上のものを「高バイパス」という。
ターボプロップエンジン
「燃料の燃焼」
→「燃焼後の排気の吹き出し」 :これ(の反作用)と
→「タービンの回転運動」
→「プロペラシャフトの回転運動」
→「プロペラの回転運動」
→「空気への運動量伝達」
→「空気への運動量伝達 の反作用」 :これが推力
ターボシャフトエンジン
ターボプロップエンジンでは、軸出力のほか、排気の一部も推進力に利用しているが、ターボシャフトエンジンでは100%軸出力だけ。ターボプロップエンジンではフリータービンを用いたものもあるが、圧縮機・タービン軸と連結された回転軸より軸出力を取り出している。
ラムジェットエンジン
コンプレッサーやタービンを使用せず、吸入した超音速気流をラム圧だけで圧縮して亜音速まで減速させ、そこに燃料を噴射して燃焼した排気の反動で推進力を得るエンジン
パルスジェットエンジン
ラムジェットエンジン同様にコンプレッサーやタービンを使用せず、吸入した空気に燃料を噴射し、間歇的に一定の振動数で繰り返される燃焼により排気の反動で推進力を得るエンジン。
ロケットエンジン
推進剤を噴射する事によってその反動で推力を得るエンジン